昨日、アイアンの番手ごとの距離を確認されて、そのまま練習という流れになりました。
コースでのミスショットの多くがスライスするということで、「ボールを捕まえる打ち方」を常に練習されているようでした。
暇だったので、練習を見ながら、計測データを見ながら、またお客様とも会話していると。。。
ん?
あれ?
…と気になることがありました。
お客様は「スライスした」「ボール捕まえられへんわ…」といいますが、HプレーンやAoA、Pathを見てると…??
「ドローボールの打ち方ですよ!」と言いました!
「え?」そんなことはない、というような反応でしたが、ボールはしっかりと捕まえられるスイングですし、普通に打てばドローボールになるインパクトをしています。
「でも、右にまがるし…」
それも計測してはっきりわかります。下の画像のようにHプレーンもパスも左曲がりのボールを打つデータになっていますが、インパクト時のフェイス面が不安定なので、右にも、左にも行く(左に曲がるデータもありましたがここでは載せていません)状態になっていました。それよりもご自身が「ボールを捕まえられない」と思い込んでいて、インサイドアウトに振る練習をして、逆にインサイドアウトが強すぎることになっています。
これはご自身の感覚と実際のスイングのズレが生じてしまっていて、頭の中を整理する必要があります。少し戸惑うかもしれませんが、イメージの修正ができればすぐに良くなります(スイング自体は変える必要がないので)。
まず、Hプレーンは右に向いて、AoAがマイナスなのでPathも右、そこでフェイス面は少し右なので、ナイスショットになります。
次に、Hプレーンもパスも同じく右(少し度合は小さいですが影響は同じ)です。ただ、フェイスが大きく右に向いています。これは右に飛び出して右に曲がるショットです。お客様はこれを嫌がって、捕まえるスイングをしていました。根本的なスライスのスイングではなく、インパクト時のフェイス面が右に向いただけなのです。
もちろん、ほかにも要因があって、データももっと細かく見ていきながら、お伝えはしましたが、ご自身の思い込みはある意味怖いですね。ただこれを知ってるのと知らないのでは大違いですね。
今後の練習が大きく変わるかもしれない弾道計測をしてみませんか?
Comentários